「卒論の続き」

一生青春。 架空的計画(visionary scheme)の目標は世界の法則(The Law of the World)を見つけること。

バンタン卒業式 米イェール大学助教授・経済学者の成田悠輔氏のスピーチについて 

 


www.youtube.com


実に何年振りかに書いてみたくなったので、特に目的なく投稿してみる。
若かりし頃のバイトの先輩がここの卒業生でもあり、気になった。

【成田悠輔氏メッセージ】※一部抜粋

やってはいけない、やらない方が良いと言われているものにちょっと手を伸ばしてみたり、言ってはいけないとか言わない方が良いと言われているものをとりあえず言ってみるというような、実験っぽい精神をどう持つかというのがとても大事になってくるんじゃないかなと思うんです。成功は一旦忘れた方が良いという気さえします。

もしどこかで周りの人たちが成功とみなすようなことを、みなさんが成し遂げたとしたら、そこから(それをどう破壊して)積極的に没落することが大事なのではないかなという気がしています。僕自身もそんな精神を体現するために、どうにか暴言をはいて、炎上のし過ぎですべての仕事を失うという状態を毎日想像するようにしているんです。すべてを失った時にはそばでも打ちながら人生を過ごそうと思っているところです。みなさんにもぜひニコニコと没落していただいて、すべてを失った時には僕の手打ちそばを食べに来て頂きたいなと思っている次第です。

 

prtimes.jp

 

※ 後で見て自分も思いついたことを忘れそうなのでmemo。


 コメント欄には概ね好印象な共感を語る投稿が多いが、このスピーチは世界炎上後初のモノでもあり、非常に練られているのではないかと個人的には感じた。

 ところどころにちりばめられた広く、学術的かつ学際的な鋭い視点をわかりやすい言葉に置き換え、また、自らをディスるような逆説的な風刺によって、世界的な炎上を回収し、さらにそこに再度、日本的精神を埋め込みに再参入をかけに行く。そのこだわりは、本当か嘘かわからないような「そば」のアナロジー(素材は質素だが、その技術は職人的、生活として豊かさのある日本人的原風景)にも垣間見えるように思う。

 

哲学的視点:マルクス・アウレリウス

 

以下の解説が参考になる:”私”という(理性的)存在にふさわしい実践ができているか?

自分は向上しているのか、落ちているのか?!~マルクス・アウレリウス

 

社会学的視点:「観察システム」の作動の話(社会システム論)

  • 未着手、まだ見ぬ領域がたくさんある

⇒ 「観察」には必ず盲点がある、見えている世界がすべてではない

 

  • 一歩踏み出す勇気、根拠のない勇気を持つ

⇒ 試してみるまで結果はわからない、デキゴトは常に偶発性にさらされている(確固たるものはないよ)

 

経営学的視点:イノベーション的な視点(若者・ヨソ者・バカ者)

> 外側から何かを変えるアプローチ。でも限界はあるだろう。

  • 幼児性:わかもの・ばかもの(馬鹿になれ、無知になれ)
  • 異国性:よそもの(部外者)

⇒ でもそれはあまり意味がない(という成田流のアンチテーゼであろう)

 

おそらく出典はこのあたり?

 

文学的視点:自己破壊からの自己創出 > 内側から何かを変えるアプローチ

  • 武士性:ニコボツ(自分自身の解体、脱パラドクスによる再構築)

 

主張:武士道からの堕落論 > 自分を見つけなさい、そして救え

              このインタビューだけ見ても日本文学も足場を置いているのは明らかだろう。

 

「武士道は亡びたが、堕落という真実の母胎によって始めて人間が誕生したのだ。生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。」

「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。」

 

 スピーチとして洗練されているかどうかは受け側の立場、判断によるだろうが、内容としては高度なことを伝えているはず。自虐的で、高度に学術的で、学際的。その両輪を言葉巧みに操ることで、実はめちゃくちゃ高度なことを話している(もはやお笑い芸人の域に近い)。そして、この一連のスピーチそのものを通じて、自身の学習、ボールの投げ方を科学しているようにも見える(自らの真意伝達の可能性 vs 炎上可能性のバランス)。そのことそのものを楽しんでいるかも・・・。

 表層的だが共感的で素朴なコメントはよしとして、スピーチに中途半端にダメだししているコメントが中に見られるが、そういう輩をあぶり出すためには「格好のスピーチ手法」・・・というのは深ヨミしすぎだろうか。

 大事なのは世界炎上でも権力に迎合せず、我が道を行くことで開拓者足りうる「パンク的な態度」ではないだろうか。

「よい謝罪」とは、"How does it feel ?" 

 今日はクリスマス。

一日、山積みの雑多な書籍と格闘して三連休が終わりました。

さてクリスマスということで今年1年私もしっかり「悔い改めて」今年最後のお仕事と新しい年に向かいたい。

 

そんなわけで山積みの本から厳選してご紹介したいのは「よい謝罪」。

まずしっかり謝ること。悔い改めたところから世界は変わる。

 

謝罪とは何か?

”あらゆる被害者は救われなければならない。物理的な損害が発生している場合は、なんらかの賠償がなされるべきだ。しかし、それ以上に不可欠なのは、精神的・感情的な解決である。被害者は不安を、悲しみを、憎しみを感じている。マイナスに触れた被害者の「心の動き」に対し、加害者は正義を持って対応し、少しでもプラスの方向に戻す努力をしなければならない。それが謝罪である。”

 

”被害者が「イカリ(怒り)」を逆さまの「リカイ(理解)」に変換してくる時が訪れる。それをもってようやく謝罪が成功したと言えるのだ。”

 

 

 この「謝罪」の定義は、上記の「よい謝罪」という書籍からの引用。

本書の中で、謝罪においては、物理的な被害以上に大切なのが、被害者の気持ちのリカバリという。このなかで「イカリ」を「リカイ」に変えるというのは、謝罪に限らずあらゆるコミュニケーションの場面で使えそうな金言だ。

 

謝罪にも必要なゴール設定

”被害者に理解をいただき、怒りを収めてもらうには被害者の抱える「心の問題」と「物理的な損害」の両方を解決することが必要だ。”

 

”謝罪を成功させるためには心の問題と物理的な損害がともに解決したゴールを具体的にイメージすることが早道。その際もし自分が被害者から加害者がどう謝罪すれば相手を許せるかということを常に念頭において考えると自分ごとに引き寄せやすくなる。”

 

お許しを得るには、相手と同じ立場に一旦立って、徹底的に加害者が批判的に自分自身の言動を洗い直す必要がある。被害者の気持ちを「ジブンゴト」としてとらえるのに「もし、私があなただったら(If I were you)…」という視点を持つとよいと教わったことがある。

visionaryscheme.hatenablog.com

 

自分が被害者と同じ状況だったら、どこまでどんな謝罪をされれば、加害者を許していいと思えるかという点を徹底的に考えるのに「もし、私があなただったら(If I were you)…」というツールは有効のように思う。

 

加えて、最近ノーベル賞受賞もありマイブームのBob Dylanの「Like a Rolling Stone」からさらに意識変革を促すフレーズを1つ加えてみたい。

 

If I were you?(もし君が私だったら), How does it feel?(どんな気持ちだい?)

 

これは相手の立場でものを考えるコミュニケーションに使えること間違いなし(自画自賛w)。それぐらい最近はまっているFIT感のあることば。

 

How does it feel?(どんな気持ちだい?)

 


Bob Dylan and The Band - Like A Rolling Stone (rare live footage)

 

謝罪を成功に導く6つのステップ

よい謝罪は、以下の6つのステップで構成される。

 

  1. 命や身体にかかわることがないかを確認
  2. 経緯・自体を時系列で整理して完全に把握
  3. 「謝罪シナリオ」を書く
  4. 原因を究明し、再発防止策をまとめる
  5. 直接の被害者に直接謝罪に行く
  6. 必要であれば対外的に発表する

 

簡単に1つ1つのステップを見ていこう。

 1.  命や身体にかかわることがないかを確認

”何らかの有事が起きたと一方が入ったら、最初にすべき事はそれが「命や身体にかかわることかどうか」を確認し、必要なら即時にその対処をすることだ。”

状況を確認して放置すれば致命的になる状況や、被害を拡大させるような要因についてまず対処する。

 

2.   経緯・自体を時系列で整理して完全に把握

”まずは「何が起きたのか」という事態、「なぜこういう事態になったのか」という経緯を100%把握せねばならない。”

ここで登場するのが6W1Hというフレームワーク。6W1Hを活用して情報を漏れなく集める。集めた情報を時系列で並べてみることによって事態の全貌が浮かび上がってくる。

※6W1H

Who(誰が)、Whom(誰に)、What(何を)、Why(なぜ)、When(いつ)、Where(どこで)、How(どうやって

 

3.  謝罪シナリオを書く

”謝罪シナリオを書いていく際は、物語の進む方向の全てを予測して書き出さねばならない。消して都合のいいポジティブのことばかり考えてはならない。常に最悪を念頭に置き、予測図、想定津を思いつく限り描き並べていくのである。天気図ではないが、今までの雲の流れだと今後の天気がどう出るかそれとも幸いにして晴れるのかといった可能性を探っていくのである。この時も6 W1 Hを使って、漏れがないようにしよう。”

 

コンサルのフレームワークで有名な「空・雨・傘」がここでは使えそうだ。

 

 空:空が曇っている(事実)

  • ユーザークレームが起きた。時系列的には〜

 雨:雨が降りそうだ(解釈)

  • クレームの発生原因は〜だと考えている。

 傘:傘をもっていく(行動)

  • 再発防止のため〜というアクションを取る

 

4.  原因を究明し、再発防止策をまとめる

”謝罪シナリオの完成後、被害者へ直接謝罪に行く前に、もう一つやっておかなければならないステップがある。それは、原因を徹底的に究明し、再発防止を求めることである。”

 

原因究明では、加害者の保身を抑えしっかり自己批判してもらうとともに、上司や友人等周囲の意見も取り入れ、謝罪すべき点、改善点を特定する。そして、有事が起こった原因を解明し、再発防止のためのアクションプラン(計画、ルール化、研修プランなど)を準備する。

 

5.  直接の被害者に直接謝罪に行く

”さてさてようやく現実の謝罪である。加害者が被害者に直接対面するこの機会に必ず行わなければならないのは、加害者から被害者へ謝罪の弁を述べること、被害者の言葉を聞くこと、再発防止策を被害者に伝えること、の3点である。”

 

被害者の言葉を真摯に受け止め、被害者の怒りや悲しみといった感情を、面と向かって丸ごと受け止める。

 

ここでもあえて言おう

How does it feel?(どんな気持ちだい?)」(くどい)

 

6.  必要であれば対外的に発表する

”被害者への直接の謝罪を行い、受け入れてもらうことができたら、最後に、起きた事態を対外的に発表したり、記者会見行ったりする必要があるかどうかを考える。有事に際してプレスリリースや記者会見など対外的な発信が必要になるのは、犯した自体が公共性を持ち、社会的にも問題が話題になっている場合である。”

 

最後は大手の不祥事でよく見られるケース。世間が絡んだ場合の対策。

 

 

謝罪対応における注意事項

謝罪対応には3つの注意事項がある。肝に銘じておきたい。

 

ステップの順番を守る

謝る相手や内容を正しく見極めるためにしっかりステップに沿った準備をして謝罪にのぞむこと

 

作業は複数人で実施する

正確を期すために、そしてスピードアップするためにも必ず複数人で対処にあたること

 

スピード感をもって対応する

そもそも組み立てた段取りが横槍などで崩れぬようスピード感をもって対処すること

 

最後に「良い謝罪」について

 

 

20年来の友人を通じて今年お引き合わせいただいた竹中師匠執筆の「よい謝罪」。

日経BP社から出版されている本で店頭に平積みになっている書店もある。

竹中師匠はお笑いの吉本興業でよしもとNSCの開校や宣伝広報室等の業務に携わられてきた方。ざっとネットで調べてみると、大物芸人のお騒がせの後ろに竹中師匠の影が必ずあるくらい。

 

”この本では、吉本興業入社以来、30年以上謝罪し続けてきた私がついにたどりついた、「謝罪する回数をでき得る限り減らし、たとえ謝罪しなくてはならない事態が起きても、事を荒立てずに収める食べる方法を、皆さんに伝授する。端的に言えばそれは、定時に緊急事態を想定し、対処する手順をあらかじめシナリオとして書いておくのだ。そうしておけばいた緊急事態が起きたとしても、慌ててパニックを起こして世界に失敗してしまい、さらに相手を怒らせてしまう状況にはならない。”

 

そんなたくさんのリアルな現場の対応エッセンスを凝縮したのがこの「よい謝罪」。

ブログの内容は私が自分の学習として整理したものなので書籍の宣伝ではありません。

 

・・・が、是非買ってください!

一冊あればあなたも明日からコンプラ番長!!

 

おまけ

最後にせっかくクリスマスですから、ネタです(もう4年も経つんですね)。

 

 

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【善意が生んだ悲劇】80代の女性が勝手にキリスト壁画の修復を試みる → 絵が下手すぎて顔が別人に | ロケットニュース24

 

悔い改めたい!

 

それではみなさま、メリークリスマス。

2016年12月25日 

 

 

めくるめくデザインの基礎力を学ぶの世界へようこそ!

デザインへの誘惑

 

 仕事がらパワーポイントのスライドを作ることが多い。20代のころはは、製品マーケティングや販促を担当していたこともあったのでチラシ作りもよくやった。しかしながら、専門的にデザインの基本を学ぶということはせず、ほぼ独学でやってきてしまった。

 

 先日、最寄り駅の本屋に立ち寄った際、デザインの本が3種類山積みにされていたのを発見。新入社員向けのコーナーの一部にその本はあった

 

 パワーポイントのレイアウトについての書籍が2種類と、デザイン全般(主にチラシ)についての本が1種類。パワーポイントについては何冊読んだかわからないのでさらっと見てあまり心をひかれなかったが、デザインについて書かれたデザイン入門教室 [特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~ (Design &IDEA) という本が私の心をとらえた。

 

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 最初に見た日はちょっと迷って購入しなかったが、つい昨日もう一度その本を見かけてデザインを勉強してみようと購入してみた。

 

 

 

この本が対象としている読者

 

この本は以下の人向けとかいてある

 

  1. これからデザインを始めようとしている人
  2. 日々業務の中でなかなか思うように紙面を仕上げることができない人
  3. デザイナー1年生

 

 私はb.に該当。パワーポイントのチャート程度で困ったことはないが、サイトや印刷物の製作になると全く門外漢である。

 

 読み手に伝わるデザイン、心に残るデザイン、読みやすいデザインを制作するのにもっとも大切なのはセンスではありません。本書を読み進めていただければ「卓越したセンス」や「長年の経験」などがなくても、目の前の課題を解決するデザインを制作できることを体感していただけると思います。

 

 是非是非デザインスキルをつけてみたい!
 この方のものの書き方にいちいち期待が高まってしまう。

 

 

最初に学ぶべきは「デザインの基本ルール」と「デザイン制作の流れ」

 

はじめに知っておくべき最重要ポイント

 

デザインは、すべての人が必ず上達できます。読み手にきちんと伝わる紙面や、読み手の心に残るデザインを製作するために最初に知っておいて欲しいのは「デザインの基本ルール」と「デザイン製作の流れ」です。

 

 

デザインにはルールがある

  • 黄金比Golden Ratio)1:1,618(近似値)

 

センスよりもの大切なこと

  • 誰に何を伝えたいのか明確にすること(目的)
  • その目的の実現に最適なデザインの手法(基本ルール)を選び、制作すること

 

 デザインはあくまでも手段であって、目的ではありません。「美しいデザインに仕上げる」ということが目的になってしまっては本末転倒です。

 デザイン制作を行う際は、何よりも先に「制作する目的」をきちんと定めることがが大切です。

 

 

第三者のためのデザイン

読み手が必要としている情報は何か」、「読み手はどのように感じるか」といった、読み手(第三者)を主体としてデザインを検討することが大切です。

 

 

デザイン制作の流れ(概要)

 

デザイン制作の基本的な制作フローは次のようになる。

 

  1. 情報の整理
  2. レイアウト:版面・マージンの設定
  3. レイアウト:グリッドの設定
  4. レイアウト:優先順位の適用(役割を与える)
  5. レイアウト:強弱の設定
  6. 配色
  7. 文字・書体選び
  8. 情報の図式化(インフォグラフィック)

 

 掲載すべき情報(文字や写真など)、制作物の目的、仕上がりのイメージなどを用意しておく。作りながら考えるのではなく、必要なものを先に洗い出してからデザインを制作する都いう大きな流れを大事にすること。

 

 

デザイン制作の流れ(詳細)

 

情報の整理

 制作に入る前に「なぜこの制作物を作るのか」という問いに対する答えを考え、制作物の目的を明確にする。その上で読み手をイメージしながら「いつ」「誰が」「どこで」「何を」「どのように」「目的は」「結果は」の項目を立てて情報を整理していく。

 

レイアウト:版面・マージンの設定

 版面とは「文字情報や写真、図版などを配置できる領域」。レイアウトスペースとも呼ばれる。これらの要素を配置してはならない領域のことを「マージン」や「余白」という。

 

レイアウト:グリッドの設定

 レイアウトの基本は要素同士を揃えること

 

レイアウト:優先順位の適用

 「役割を与える」とは、紙面のどの部分に情報を配置するかを考えること。役割を与える際のポイントは、似た内容の情報を近くに配置し、関係のない情報は離して配置すること。

 

レイアウト:強弱の設定

 強調したい要素を大きく、そうでない要素を小さく。要は文字や画像を大きくしたりすること。「読ませる文字」と「見せる文字」を明確にすることがポイント

 

配色

 デザインの印象は配色によって左右される。初心者のうちは広く利用されている配色理論を活用し、制作物の目的に沿う配色を選定するとよい。

 

文字・書体選び

 書体選びの基本は「複数種類の書体を使わない」こと。印象の異なる書体を複数使うと統一感のないデザインになってしまう。

 

情報の図式化(インフォグラフィック)

 図式化すれば一目で必要な情報を認識できる。情報の図式化はデザイン制作においてとても重要。

 

 

情報整理の基本(誰に何を伝えたいのか)

 下記の内容はそのままプロジェクトワークにも適用できそうな金言だ。

 仕事の発生の経緯や目的をまず明らかに、そして必要な情報をフレームワーク等に従って整理する。そして最後に、重要なこと、あまり重要でないことの優先順位をつけて作業を進めていく。

 

 

目的を明確にすることの大切さ

 なぜいきなり制作に入らないかというと、実現すべきデザインの仕上がりが、読み手に伝えたい内容や、与えたい印象、また利用シーンや扱われ方などによって大きく変わるからです。目的を明確にしないままに作業を進めると、多くの場合において最適なデザインに仕上がることはありません。

 

情報を整理する方法

まずは「なぜこの制作物を作るのか」という問いに対する答えを考えて、制作物や資料の目的を明確にします。

 その上で、読み手をイメージしながら「いつ」「誰が」「どこで」「何を」「どのように」「目的は」「結果は」の項目を立てて情報を整理していきます。すると同じ文字情報であっても、優先的に掲載すべき情報や大きく掲載したほうが良さそうな情報が浮き彫りになり、同様に、あまり重要でない情報も見えてきます.

 

 

ここにも金言が。。。

第三者から仕事を受注してデザインを制作する場合は、必ず事前に、必要な情報を受け取り、その内容について打ち合わせをしてください。人の思いというものは往々にして自分の感覚と異なります。「きっとこういうことだろうな」と勝手に判断して作業を進めると、後になって「イメージと違う!」と言った事態になってしまうこともあります。デザイン制作においては事前準備がとても大事です。

 

 デザインをシステム開発プロジェクトに置き換えても同じですね。形のないものを形にするということには「双方の思いを可視化し、具体的な資料で認識合わせする」という一手間が必要だと、強く思う今日この頃であります。

 

 

・・・という訳でこの本是非オススメです!

 

     
 

未来を開くカギは、意外にあたりまえで単純なことのなかにある

 うまくいっているように見える人とうまくいっていないように見える人がいる。

 本当のところはその本人にしかわからないが、うまくいっている人はあたりまえで単純なことを意識的にか、無意識的にか知っているのかもしれない。そんなことを少し考えてみた。

 

万有引力の法則

りんごが木から落ちるのを見て、ニュートン万有引力の法則を発見した(らしい)

 

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万有引力(ばんゆういんりょく、英語: universal gravitation)または万有引力の法則(ばんゆういんりょくのほうそく、英語: law of universal gravitation)とは、「地上において質点(物体)が地球に引き寄せられるだけではなく、この宇宙においてはどこでも全ての質点(物体)は互いに gravitation(=引き寄せる作用、引力重力)を及ぼしあっている」とする考え方、概念法則のことである。 

 

 すべてのものは引き寄せあう。

 

 すべてに引き寄せる作用があるならば、自分の感情や思考、行動もその対象になっていいはずだ。(・・・とニュートンが考えていたかは知らない。)

 

 

Attention Please! 何に注意を与えているか?

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 自分の思考は今、何に注意を注いでいるのか。

 

 意識的にであれ、無意識にであれ、注意をむけたものが思考の中心となる。それが思考の枠組みをつくる。その注意から生み出される思考は大抵の場合、過去か、未来の妄想である。

 

 「今ここにあること」の大事さに気づいた人は、自分の思考に注意を払うことでパフォーマンスを引き出すことを可能にする。

 

 さらにもう一段シンプルに考えてみたい。

 

ネガティブに考え、取り組む人はネガティブな事象を引き寄せる

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 ネガティブに考えることがすべて悪いわけではない。ネガティブに考えられるということはそれだけ、ディティールのイメージが頭に浮かんでいるということでもある。

 一方、前提や制約という枠組みの中で、より大きい可能性を見失うこともある。見る範囲が限定的になってしまい、本当に何がしたいのか本質を見失っていることも多い。

 結果としてネガティブというフィルターを通して収集した情報を元に、限られた範囲で未来を想定することが多くなる。

 

 ポジティブに考え、取り組む人はポジティブな事象を引き寄せる

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 これは無理にポジティブになれというメッセージではない。そうやって体調を崩してしまう人もいる。

 理屈としては、ポジティブに考え、取り組める人はポジティブな事象に注意や思考を向ける。そうすることにより、ポジティブなメッセージにより気付きやすくなったり、考えやすくなったりするということだ。

 

結局は自分のココロのあり方、持ち方次第

 何を考えるのも、何をするのも究極自分の意志ひとつ。

 

 自分の「意志の持ち方」は、他の誰にも決められるものではない。自分を自分の考え方で縛りつけるという自由さえも、人には与えられている。誰かが言った、とか言われたからという他責思考的な考えも、結局自分で勝手に思い込んでいるだけである。

 

 注意のむけ方は訓練次第で、自分の意志でコントロールできるようになる。自分の思考、感情、それ生み出す思い込みの体系(信念や観念といったもの)にいつも十分な注意を払う。そして自分が向けたい方向に意志を持って注意を向け続ける。

 最終的に、自分が注意を与え続けたものを、結果として受け取る。

 

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 突き詰めれば、「そう考えるから、そうなる」

 

 未来を開くカギは、意外にあたりまえで単純なことのなかにある。

 

おしまい

 

 

「なぜ」で始める要件定義(reading memo)

「なぜ」で始める要件定義

 この本は、デザイン思考に精通したある方のFacebook記事の紹介で購入したもの。本日手元に届いたので早速読んでみた。タイトルの帯には「目的思考(この要望は何のため?)デザイン思考(もっと良い手はない?)で要件定義を成功に導く」とある。

 

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「なぜ」で始める要件定義 (SEの参考書)

 

 この本に興味を持ったのは、デザイン思考を取り入れた要件定義手法を学んでみたかったため。一読したところ世間一般のデザイン思考の方法論とは一線を画しているが、今一度自分自身のこれまでの知識、スキルの再点検と目的思考、(筆者オリジナルの)デザイン思考を活用した方法論を自分の仕事に行かせるよう備忘録的に書いてみた。

 

 

  

本書の目次

  第1章 要件定義がうまくいかない理由

  第2章 思考技術を使った成功手順1 〜システム化方針ん作成〜

  第3章 思考技術を使った成功手順2 〜解決すべき課題の決定〜

  第4章 思考技術を使った成功手順3 〜解決策立案と要件決め〜

  第5章 既存システム改善の要件定義

  第6章 目的思考の基礎演習

  第7章 デザイン思考の基礎演習

  第8章 目的思考の実践演習

  第9章 デザイン思考の実践演習

  第10章 要件定義に必要なスキル

 

    「なぜ」で始める要件定義 (SEの参考書)

  

 

要件定義とは?

要件定義とは、システムの設計・実装に先立って決めておくべき事柄を定義すること。 

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 最近はだいぶ少なくなったように感じるが、要件定義と要求開発が混同して進められることも多い。具体的に何をやるかが要件定義、何がややりたいかを構想するのが要求開発。

要求開発と要件定義をきちんと切り分けてプロジェクト管理することが円滑なプロジェクト推進には欠かせない。

 

 

  要件定義で作成する主な成果物

 

   1. システム化方針

システム化の背景・目的、期待成果、制約条件、対象範囲(事業、業務、部署、既存システム)

 

2. 解決すべき課題

システム化の目的を実現するために解決すべき業務上の課題

 

3. 課題の解決策

課題に直接関係する新しい業務の仕組み(業務プロセス、制度・ルール、組織体制、職場環境)

 

4. 新しい業務の仕組み

課題解決の内容を反映した対象範囲全体の新しい業務の仕組み

 

5. システム要件

新しい業務の仕組みで必要なシステムの具体的な内容。機能要件と非機能要件に分かれる

 

6. 実行計画

システム化を進めるための作業項目、体制、スケジュール、リソース(費用、設備、危機など)

 

 

要望・要件の4つの階層

要件定義の成果物を検討、作成するには、「要望・要件の四つの階層」を理解しておくことが重要です。

 

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"①経営レベル、②業務レベル、③仕組みレベル、④システムレベルについても要望を収集し、構造的に分析した上で、要件として定義する必要があります。"

 

この階層化についてきちんと整理できるかどうか。優秀なビジネスパーソン に共通している資質でもある。相対している相手に応じ、階層化を踏まえて必要な抽象度でのコミュニケーションができるかどうかは、仕事の品質、スピード、顧客満足度に大きな影響与える。

 

 

要望・要件の四つの階層

 

① 経営レベル

売り上げ、コスト、利益改善に関する要望・要件。法令対応、災害時などの事業継続も、経営レベルの要件。

 

② 業務レベル

特定業務の品質、生産性、スピードの改善に関する要望・要件

 

③ 仕組みレベル

業務の仕組みを構成する「業務プロセス」「システム活用」「組織・体制」「制度・ルール」「職場環境(人材、設備、機器など)」の要望・要件

 

④ システムレベル

新しい業務の仕組みで費用なシステム内容を具体化

 

 

要件定義における「目的思考」「デザイン思考」

要件定義で必要な思考技術には、「目的思考」とデザイン思考の2つがあります。

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 ここでいう目的思考、デザイン思考は筆者が長年にわたり磨き込んで来たオリジナルな思考法らしい。その意味での目的思考、デザイン思考を簡単に整理しておこう。

 

目的思考

 目的思考は、収集した要望や検討した要件について、それらの目的や影響を考え、有効性を判断するためのスキル。不要な要望・要件を排除し、有効な要件を絞り込む。要望・要件を実施することによる効果と影響を基に、要望・要件の有効性を判断する。以下の5つの手順で進める。

 

 

  目的思考の実施手順

 

   1. 要望・要件の理解

要望・要件の内容を把握し、要望・要件の4階層のうち、どの階層にあたるのかを理解す

 

2. 目的・影響の確認

把握した要望・要件の目的や影響を、経営レベルの要望、要件が理解できるまで繰り返し確認する(目的の目的を問い、経営レベルの要望を明らかにする)

 

3. 目的影響の評価

経営レベルや業務レベルの要望・要件の重要性を評価し、対策が必要か否か判断する

 

4. 要望・要件の評価

経営レベルや業務レベルの要望・要件の実現にとって、どの程度効果があるかを評価す

 

5. リスクの想定

要望・要件の実施により発生するリスクを想定し発生する可能性の高さと、発生した際の影響の大きさを評価する

 

 

デザイン思考

 デザイン思考は、要望・要件の十分性、網羅性を評価し、目的を実現するために必要・重要な要件を抜け漏れなく抽出するスキル。以下の3つの手順で進める。

 

 

   デザイン思考3つの手順

 

1. 目的の確認

要望・要件によって実現する目的を確認する

 

2. 観点の明確化

要望・要件を漏れなく抽出するための観点を明確にする

 

3. 要望要件の抽出

目的を実現するために有効な要望・要件を漏れなく抽出する

 

 

読んでみて

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 目的思考、デザイン思考については本書の中に演習もついており、さらに第10章の「要件定義に必要なスキル」には5W2Hやオープン、クローズクエスチョン等の実践的な方法も端的に触れられている。

 

 詳細は本書を読んでいただきたいが全般にわたり、平易な表現で描かれておあり、ページ数も150Pちょっとと物足りなさも感じるが、実際に実務で使える考具としてはすぐれた内容だと感じた。

 

 実務で本当に利用できるレベルとは記載が細かすぎたり、多すぎるとダメだと考えている。覚えられない、思い出せない、結果として使いたいときに使いこなせない。ただし、要件定義の詳細なプロシージャ的な手順書ではなく、ある程度抽象度の高い部分で要約したエッセンスが説明されているので、具体的なHow to本と組み合わせて読むとさらに効果的かもしれない。

 

 チャートも多く、要件定義で悩んでいる経験の浅いエンジニアから、今一度頭の中を整理したいという経験者にもおすすめしたい書籍である。

 

 

 

 

                                 (了)

 

トム・ケリーさんの講演を聞いてきた。(協創のデザイン・シンキング ~組織と個人の創造性のマネジメント~)

協創のデザイン・シンキング

 週末に日立製作所さん主催のSocial Innovation Forumに参加してきた。

 

 10/30に開催された基調講演では、元WIRED 編集長のクリス・アンダーソン氏の講演、IDEO共同経営者のトム・ケリー氏の世界的なBig nameの方のお話を聞けるという機会に恵まれた。お二方の著作については、読んだことがあったが実際にLiveで聞ける機会はそうそうない。

 

とても貴重な機会であったので忘れないうちに要点を整理してみたいと考え、久々に投稿してみた。今日のまとめはIDEOのトム・ケリー氏の以下の講演からである。

 

[LC02-02]協創のデザイン・シンキング ~組織と個人の創造性のマネジメント~:Hitachi SOCIAL INNOVATION FORUM 2015

 

10月30日(金)13:00-14:00

[LC02-02]

協創のデザイン・シンキング ~組織と個人の創造性のマネジメント~

 ~組織と個人の創造性のマネジメント~  要約筆記同時通訳

IDEO共同経営者
トム・ケリー

製品やサービス、そして企業文化の開発までも手掛けたイノベーションの伝道師 トム・ケリー氏が、デザイン・シンキングなどのクリエーティブ方法論が、イノベーションや企業の成長にどう貢献できるかを詳説。
ニューヨークタイムズ紙のベストセラー『Creative Confidence(創造力に対する自信)』からの各種研究も参照しながら、イノベーションが起きる文化を育むためにはどうするべきか・・・。30数年にもわたり「デザイン」と「イノベーション」のエキスパートとして携わってきた実例を用いながら、イノベーションの秘訣をお話しします。 

 

「協創のデザイン・シンキング ~組織と個人の創造性のマネジメント~」とネーミングされたプレゼンテーションでは、最初トム・ケリー氏自身の言葉でのユーモラスな日本語の紹介から始まった。

 

経営からもっとも近い存在となったクリエィティブ

 30年前、クリエィティビティは経営から最も遠いところにあった。いま、それは経営に最も近いところ、むしろ経営そのものであるといってもいいぐらいである。それぐらいデザインはビジネスにおいて重要な要素になってきている。

 現代は、より少ないリソースで、より大きなことを成し遂げなければならない。クリエイティブな考え方に対する要求が高まっているにもかかわらず、クリエイティブな仕事に使われている時間は全体の25%に過ぎないという。

 

世界的に最もクリエイティブな国は日本

 Adobe社が過去に実施した調査によれば、世界で最もクリエィティビティの高い国は日本だと考えられている。しかし日本人はクリエィティビティの高いという自覚が低い。日本人はもっと自分たちのクエイティビティに自信をもつべきだ。

 

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一方、日本人の自己評価は低い

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出展:“クリエイティビティ”に関する世界的な意識調査

 

デザインシンキングにおいて重要な3つのこと

 クリエイティブについて書かれたトム・ケリー氏の著作にクリエイティブ・マインドセットという著作がある。講演のスライドでも紹介されていたが、いかにしてクリエイティビティを高めるかということについて書かれた本である。

 

クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法

 

 その中でもデザインシンキングを行う上で、特に大事な3つのことが本講演では語られた。それは、empathy(共感)、Prototyping(プロトタイピング)、Story telling(ストーリーテリング)の3つの要素であった。

 

Empathy(共感)

 技術と人間性のバランスをどう取るか。IDEOでは「共感」という概念でバランスさせている。ユーザを理解し、利用される製品を作る。ビッグデータがあったとしても、外に出てみて調査をしてみた上で実際の確からしさを見ることが必要である。実際にそこで何が行われているのかをみてみることで、データとして語られていることと実際の出来事のを差異を明らかにすることがはじめて可能になる。

 

Prototyping(プロトタイピング) 

 人生を実験と捉えてみること。学習のプロセスは失敗しないと学べないこともある。何度も何度もプロトタイピングすること。プロトタイプを顧客に試し、意見を得ること。誰よりも実験する。ダイソンは5,128機のプロトタイプを作り、失敗しても諦めず、少しずつ改良を重ね今日のポジションを築いた。

Open IDEOでは様々なソーシャルイノベーションのアイデアを得ることができた。

 

Story telling(ストーリーテリング)

 Leverage the power of story telling.

 

 データは覚えにくく、物語は覚えやすい。物語はパワフルなメッセージである。頭に残るわかりやすい話の例として臓器売買の都市伝説が語られた。これは「Made to stick」(邦題アイデアのちから)という書籍の中で語られているストーリーとのこと。

 

 

 

 頭に残るストーリーは6つのエレメントで構成される。

 

SUCCESs

  1. Simple:シンプルに短く伝える。60秒以内で。
  2. Unexpected:予測していないような話(Wowのある話)
  3. Concrete:聴き手が視覚化でき、具体的である。
  4. Credible:話の内容に信憑性があること。
  5. Emotional:同情、共感があること。
  6. Story:物語の形になっている、視覚化できること。

 

  忠犬ハチ公の話は、忠実であることが大切だということを人々に語る。スティーブ・ジョブズiPodをポケットに1000曲を持ち出せると言ってAppleMP3プレイヤーを他社と別のものにした。データでなく物語で伝える。物語によって技術も光る。

 

 

行動経済とストーリテリングの融合

 現在、IDEOでは行動経済とストーリーテリングの融合を試みられているという。「Nudge」(邦題:実践 行動経済学 )で取り上げられている「選択アーキテクチャー」という概念を取り入れ、データに物語で息を吹き込むトライをしているとのこと。

 

 

 人中心の共感、実験、物語を大事にすること。この言葉を持って講演は幕を閉じた。

 

(了)

効果があることを効率よくやる

物事をうまく成し遂げる

 

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 勉強でも、仕事でも、効果と効率をきちんと分けて考えて行動することが大事。

 

 前提となる興味関心、目的思考、やりぬく意志はもちろん最も大事だが、物事をうまくやるためには、方法論も知っていた方がよいと考えている。

 

 限られた人生、物事をよりうまく成し遂げるには、効果があることを効率よくやることが大事ではないだろうか。

 

 

「効率」を高める

 

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 「効率」とは、つぎ込んだ労力、資源(お金やもの)と得られた結果の比率を大きくすること。「余分なことは減らす」という発想。

 

 では、効率を上げるためには何をしたらよいか? 

 

 私は「安く」、「楽に」、「早く」、「正しく」やるやり方を身につけることだと考えている。How to本等のノウハウはたくさんあるが、まずは、より「安く、楽に、早く、正しく」やるためには何をしたら良いかと「考え、実際にTryすることから始まるのではないか。

 

 

 

効果を高める

 

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 「効果」とは、あることに対する効き目や得られる結果そのものを大きくすること。

「成果をもっと多く・大きくする」という発想。

 

 では、効果を上げるために何をするか?

 

 私は「成果が大きくなるようにやる」というマインドを磨くことだと考えている。同じマテリアル、時間を使ったとしても、ただ漫然とやるのと、よりうまくやろうと、ゲームのように楽しんで取り組むのでは、プロセスの楽しみ方、そして結果も大きく変わるのではないか。

 

効果があることを効率よくやる

 

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 効率的なやり方を知っていれば、貴重な人生の時間をよりうまく使うことができる。

 効果のあるやり方がわかっていれば、より高い成果をあげ、質を高めることできる。

 

 つきつめれば、効果的に成果の上がることを見極め、そこに効率よく集中することが大事だ。すごく当たり前すぎることだけど、意外とこれが当たり前にできなかったりする。

 

 限られた人生をより有意義なものにするために、感情論を乗り越える勇気を持ち続けたい。