「卒論の続き」

一生青春。 架空的計画(visionary scheme)の目標は世界の法則(The Law of the World)を見つけること。

学びの学びその4(20時間、最終回)

 

 今回で超速スキル獲得術のエントリは最終回。

 最後は効果的学習のための10の基本ルールについて取り上げる。

 

  

 

効果的学習のための10の基本ルール 

  1. スキルとそれに関連したトピックについて調べる
  2. わからなくともやってみる
  3. 心的モデルと心的フックを知る
  4. 望んでいることの「逆」を想像する
  5. 実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる
  6. 環境から気の散る要素を取り除く
  7. 覚えるために感覚を開けて反復と強化をする
  8. チェックリストとルーティーンを設ける
  9. 予測を立て、検証する
  10. 自分の生物学的欲求を大切にする

 

以下、各ルールについて少し詳しく見ていく。

 

 

1. スキルとそれに関連したトピックについて調べる

  スキルについて広範な知識を手っ取り早く集め、スキル獲得のプロセスがどのようなものになるか全体像をつかむ。複数の資料に共通してでてくる技術やトピックスがあれば、それは知っておいたほうが良いサイン。

 

 

2. わからなくともやってみる

  「混乱を認識していること自体が、理解の一形態である」

  混乱を認めるのは、具体的に「何に」混乱しているのかはっきりさせることにつながり、それを解決させるために自分が次に調べるべきこと、するべきことを理解することにつながる。練習すればわかるようになると自ら言い聞かせることで、混乱から理解へと最速で進むことができる

 

 

3. 心的モデルと心的フックを知る

  リサーチをしていると、繰り返し登場する概念や技術、いわゆる「パターン」に自然と気づく。そういった概念は心的モデルと呼ばれる。心的モデルは最も基本的な学習単位である。世界に存在するもの、あるいは関係性を理解し、分類する手段である。正確な心的モデルを集めるほど、特定の行動したとき次に何が起きるかを予測しやすくなる。

  また、既に知っていることと同じをのことにも気付くだろう。これが心的フックで、新しい概念を覚えるのに役立つ類似性や比喩である。初期のリサーチで心的モデルや心的(たくさんみつけておけば、練習の間に利用しやすくなる。

 

 

4. 望んでいることの「逆」を想像する

  望んでいることの逆を調べることで、一見気づかない重要な要素を特定できる。これは「反転」とばれる問題解決テクニックでたいていのことについて本質的要素を理解するのに役立つ。なにもかも失敗してしまったら、何が起きるか。漠然とした目的に変わり、練習するすべきサブスキルの具体的なリストや必要な行動がはっきりする。

 

 

5. 実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる

  最初にリサーチをするのは、初心者に探しパフォーマンスとはどのようなものか、という適切な期待を抱くのに役立つ。目標とするスキルをすでに身に付けている人に話を聞くと、時間とエネルギーを投資する前に幻想や誤解を解消するのに役立つだろう。

 

 

6. 環境から気の散る要素を取り除く

  超速スキル獲得の最大の敵は、気が散ること。練習始める前に少し時間を取り、気持ちその要素をできるだけたくさん予想し、取り除いておくことでそうした事態を防ぐことができる。気が散る原因は主に2つ。電子的なもの(TV、ネット、電話等)と生物学的なもの(家族、同僚、ペット等)だ。練習中に気の散る要因が少ないほど、スキル習得早くなる。

 

 

7. 覚えるために感覚を開けて反復と強化をする

  記憶力は完璧では無い。復習することでその概念の記憶が強化され、脳がそれを長期記憶に組み込む助けとなる。間隔をおいて反復許可をするのは、重要な概念や情報を定期的かつ体系的に学習するのに役立つ記憶法である。

 

 

8. チェックリストとルーティーンを設ける

天使のためにしなければならないことを確認するにはチェックリストが便利である。プロセスを体系化し、モットモ重要なことに注意を集中できるようにする。ルーティンは、スキルの練習に毎回同じ方法で取り組めるようにする構造である。チェックリストやルーティンを作ることで効率よく練習出来るようになる。

 

 

9. 予測を立て、検証する

予測を立て検証する習慣をつけると、スキル習得が早くなる。

これは4つの要素からなる科学的方法を応用したものである。

 

 観察    今何を観察しているのか

 既知の事実 トピックについて既に知っていることは何か

 仮説    パフォーマンスの向上には何が必要か

 試行    次は何を試すのか

 

 

10. 自分の生物学的欲求を大切にする

 最適な学習サイクルが約90分、意識を集中して取り組むこと。それぞれ長くなると頭も体も自然と休憩を求めるようになる。

 

超速スキルマスターに向けて

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 これらの基本ルールは前回のリストに加えてチェックリストとして役立つ。何か新しいスキルを学ぶと思ったら、必ずチェックリストに照らして、どのルールがそのプロジェクトに有効かを判断する。

 

 超速スキル獲得の最大の壁は、身体的あるいは知的要員ではなく感情的のもの。何か新しいことを始めると、最初は必ず不安を感じる。練習時間を確保し、最初に少し下調べをし、初期のイライラを厭わなければ、最初の中から20時間の練習で大きな進歩遂げられるはずだ成果を手に入れるのに必要なのはほんの少しの努力、粘り強さ、根性である。

 

 いつ練習するか、という問いへの答えは今日しかない。

 

 さあ何か新しいスキル獲得を始めてみたくなったでしょうか。。。