「卒論の続き」

一生青春。 架空的計画(visionary scheme)の目標は世界の法則(The Law of the World)を見つけること。

私のDNA:ECST Way

「考え方がなぜ大事か。」の第2回。

 今回は自分を育てていただいた企業のDNAについて取り上げたい。

 

 企業に埋め込まれたDNA。先人や仲間が作り上げた文化、組織風土は、個人の職業観や人生観に大きく影響を与える。自分の意図とは関係なしに、組織の色に少なからず染まっていく。

 

 そしてそれは自分自身の選択の結果だ。

 

 誰かの意志ではたらくことはない。はらたけといわれたから、どこにも行くところがなくなったから、いろいろ理由はあれども、人生のある時期を過ぎたら自分のことは自分で決めるもの。誰かのせいにして状況が改善することはない。

 

 どうせやるなら、積極的に、前向きに。世界はいつも頑張る人に見方する。

 

 私自身が自ら選んだ会社のDNA。会社を大きくしていくこと、自分たちのサービスを作り上げること。10年という時間を投資して得たものはやはり大きかった。たくさんの仲間、たくさんのお客様。そして自分がこうだと思い行動できるよりどころとなる考え方。

 

 今回は私の「考え方」のベースにある大事な3つのDNAについて取り上げたい。

 

真摯さ
 お客様以上に、お客様のことを考え、お客様のビジネスを成功に導く。
 自分たちのビジョン、目指すものを正しいと信じ続け行動すること。3Win。近江商人よろしく顧客のWin、社員のWin、事業のWinを考え、実行する。リーダーは、相手が誰であれ、組織やモノゴト(サービスやプロセス)をよくするために必要だと考えることであれば、信念をもって伝える。相手の意見も組み入れ、尊重し、正しい判断ができたら、実現に向けて素早く行動する。

 ドラッカーもリーダーに必要な資質として「真摯さ(Integrity)」を取り上げている。

 

熱量
 リーダーは仕事に熱意をもって、だれよりも考え、行動する。

 背中で模範を示し続ける。だから部下も懸命になる。相手の懐に踏み込む。ともに共感しあえる本当の仲間のみが残る。

 会社を離れたとしても、仲間の関係性はかわらない。本気でやるからこそ、本当の面白さがある。だから熱量を込めてやる。自分たちの本気が、お客様の心を動かす。

 一体となったプロジェクトチームは、必ず大きな成果を残して成功してきた。

 

チームビルディング
 連携、盛り上がり、他責NG。スマート、ボラシャス、プロフェッショナル。
 一人で成果を出すのではなく、つながりを大事にする。チームでともに考え切磋琢磨し、共に成長する。だからこそ一人ひとりがプロフェッショナリズムを発揮し、自分の役割を200%果たすことでチームの力を最大化する。
 若さゆえの能力のなさは、若い人たちが多い会社だからこその努力で補ってきた。ボラシャス(貪欲)に取り組む。

 

 ひとりひとりの仲間がチームとなり、高い熱量で、真摯に「お客様のために」という姿勢で仕事をする。人によって、合う、合わないははっきりしていたと思うが、目の前の課題を逃げずにやり遂げることで、飛躍的に成長できた仲間が多かったのではないだろうか。

 

 少なくとも私自身は、この10年で大きく成長できたと確信している。